削剥法でタトゥー除去手術をして1週間経過
こんにちは、meikoです。
わたしには、身体に5ヶ所刺青が入っていました。
そのうちひとつは、半袖で隠れない場所にありました。
今回はそのひとつの刺青を除去する手術を受けたことをお話しします。
刺青除去に至る経緯
以前、刺青除去のカウンセリングと見積もりにいきました。
こちらの記事に、除去に至った経緯や考えを残してあります。
刺青の話題は賛否両論あると思いますが、あくまでも自分の考えと行動の記録であり、理解や同意を求めたりするための記事ではない事を先にお伝えしておきます。
そして、自分自身悩みに悩んだ結論であります。
以前はわたしも、刺青除去した話を聞くと「消すぐらいなら入れなきゃいいのにな」と思っていました。こういうのって、自分に返ってくるんだなあと実感。
実際、職場にばれないうちに消さなければならないという問題がなければ、わたしは消さないです。
ただ、現在の状況でいろいろ考えると、今回消すことになった刺青だけが「消したくない理由<消す理由」になったので、悲しいけれど消す選択をしました。
手術方法
剥削法*1という手術方法は、漢字を見ての通り刺青の入った部分の皮膚を薄く削り取ってしまう手術です。
リストカット跡を消すためにもよく用いられるそう(やけどしたんだよね〜とごまかせる)
刺青を傷に置き換える、という感じです。
剥削法のメリット
サイズが大きすぎなければ、基本的に一度の手術で刺青自体が無くなる
刺青の色味を問わない(レーザーだと反応しにくい色があるため、レーザーで消えない人にも有効)
剥削法のデメリット
削った部分の皮膚の修復に時間がかかる
やけど跡のような傷が残る
手術当日
手術は局所麻酔で行われます。
今まで手術は全身麻酔でしか受けたことがないのでちょっと緊張。
怖かったので頓服を飲んでから病院に向かいました。
あ!そうだ。
わたしのように長年精神の薬を飲んでいると、麻酔が効きにくくなることがあります。今まで歯医者さんで精神科で服用している薬を伏せていたら、麻酔がなかなか効かず追加してもらわないといけませんでした。
その反省を踏まえ、今回はカウンセリングの時点で飲んでいる薬を全て伝えました。
結果、きちんと麻酔が効いて安心。
これからは歯医者さんにもお薬手帳を見せようと反省中です。
手術中
目元にタオルをかけてくれていたので、少し落ち着くことができました。
麻酔も効いているので、痛みもなし。
例えるならコーヒー缶の太さぐらいの小さなサイズですが、ゆっくり時間をかけて慎重に行っているようでした。
皮膚を深く削りすぎると出血が止まらなかったり、感染症のリスクなども高まるそうです。
術後
麻酔が効いているので、痛みはないです。
人工皮膚、その上に液体が漏れないオムツみたいなガーゼ、ドレッシング材*2、ネットを装着してもらい完成です。
湿潤療法ですね。
傷が乾燥しないように、自己治癒能力で傷を治していきます。
帰宅後6時間程度で少しだけジンジン痛む感覚はありましたが、激痛というレベルではありませんでした。
痛み止めは適宜ですが、抗生物質は1日3回欠かさずに飲みます。
手術から3日間は、傷の様子を見てもらいガーゼ交換のために病院へ通いました。
出血は翌日には止まっておりました!
今は皮膚の再生のために浸出液が出るので、毎日ドレッシング材を交換します。
現在
濡らせないのでお風呂の際は少し不自由ですが、ラップを巻いてひとりでシャワーを浴びることができます。
*入浴は、血行が良くなりすぎて傷の治りに支障が出るのでもう少し我慢です。
お風呂の件以外は特に特筆することもなく、日常生活には支障がありません。
痛みに関しては、その部位を保護している上からわざわざ触ったりすれば痛いですが、普通にしていたらそれほど痛くはありません。
個人的には痛み止めを飲まなくても平気です。
実は海外にいた時、洋服で隠れるところにひどい低温火傷をして大きな水ぶくれができてしまいました。その時の病院の処置が悪く、ケロイドっぽくなってしまった箇所があります。
だから、除去した跡がやけど跡みたいになると言われても、あまり動揺していません。
まとめ
刺青は入れるのも、消すのも自己責任だとわたしは思います。
入れた後悔も、消して傷ができた後悔も、すべて自己責任。
入れたときの喜びも、消して手に入る安心や幸せも自分のもの。
もしも、刺青を消さざるを得なくなって不安になった人がこの記事を見つけて、安心してもらえたらいいなと思い、書き残すことにしました。
先日のドレッシング材交換処置の際に、刺青があった場所を見たら綺麗さっぱり刺青が無くなっていました。
長年の愛着もあり、寂しいなという気持ちが湧き悲しかったです。
でも、これでバレ問題に怯えることなく働けることに安心したのも本音です。
また、報告します。