超個人的 椎名林檎さんの曲で好きな曲を10曲選んでみた。
meikoです。
先日、椎名林檎さんのライブに行きました。
デビュー20周年という節目のお誕生日当日のライブに参加できたことが、心から嬉しくて感想というよりもラブレターのような記事を書きました。
今回は改めて、自分の中で好きな曲を10曲ピックアップして紹介してみたいと思います。
順位は決められません。10曲選ぶのも難しい…!!
ありきたりな言葉で言うのが本当に申し訳ないけど「全部好き」だから。
簡単に、好きポイントをお伝えしつつ10曲並べてみますー!スタート!
椎名林檎さんのお気に入り楽曲ピックアップ 10!
月に負け犬
まずは1曲目。勝訴ストリップというアルバムに収録されています。
「明日くたばるかもしれない だから今すぐ振り絞る
只 伝わるものならば 僕に後悔はない」
というサビの歌詞が特に好きな歌詞で、うまくいかない時や勇気が欲しい時によく励まされていました。多分全楽曲のなかで一番聴いている曲です。
自分の中の応援歌的な位置付けです。
余談ですが、当時音楽業界に入った自分の状況を歌った曲だそうです。
あおぞら
ナース服でガラスをぶち破ることでおなじみのシングル曲「本能」のカップリング曲です。
ハッピー感のあるメロディと、優しい歌声が印象的な曲です。すごくホッとします。
「ねえ見ている?ほら星が光ってるのを
明日は心も空も素敵な青」
「ねえ云える?此の星が光ってる理由(わけ)
貴方の心を映しているからだよ」
この曲のサビはこんな優しくてかわいい歌詞です。
あまり椎名林檎さんのことを知らない方は、こんな曲もあるんだ!と少しびっくりするかもしれません。それぐらい可愛い名曲です。
正しい街
ファーストアルバム「無罪モラトリアム」の一曲目です。
椎名林檎さんは福岡出身で、この曲は上京して故郷と元恋人のことを振り返った歌だとされています。
私自身も過去、上京するために恋人と別れました。すべては私が周りの言うことも聞かずすべて勝手に決めて突っ走ってしまった結果。
サウンドがとてもかっこよくて好きだったのですが、後々あぁこの状況被るなあと思うようになりました。この曲を聴くと昔のことを少し思い出しますね。
この曲は物語が目に浮かび、それがとても切ないところも好きです。
「あの日飛び出した この街と君が正しかったのにね」
余興
アルバム「三文ゴシップ」から。
「身体ごと使い切って孤独の極みを視よう
嫌われて御出でよ 向かい風、乾杯!」
何事も嫌われることを恐れないでというメッセージに励まされます。
とはいえ、まだまだ乾杯!できるほど、向かい風上等!になれない自分w
この曲、当時ライブでお披露目されましたね。手拍子を入れるのが楽しかった思い出。
そして余興どころじゃないとてもかっこよくて盛り上がる楽曲です。
メロウ
「絶頂集」という三枚組のCDに収録されていましたが、後に「私と放電」というカップリングアルバムに収録されています。
この曲はネット上で三島由紀夫さんについて歌っているのではないかと考察されている曲です。
それとは別の解釈でわたしは聴き続けていますが、なにが好きかというと儚さと危うさ、狂気を感じるところ。狂気の愛情表現。
そして「意識は希望に素直じゃない」という歌詞。このフレーズの状況を感じることがあるけど、表現できなかった。意識は希望に素直じゃない。うん、シンプルに好き。
カーネーション
朝ドラの主題歌でしたね。
先日のライブでも歌ってくださいました。
「小さく丸めた躰は今 かなしみ隠し震えて
命を表しているのね
重く濡らした瞼は今 よろこび映す日の為
心を育てているのね」
冒頭からの歌詞が、辛くて何もできない時の自分を肯定してくれているようにわたしは感じています。眠れない時に焦ってモヤモヤしている時に聴くと少し落ち着くので、ある意味安定剤のような曲です。
モルヒネ
アルバム「無罪モラトリアム」から。
メロディは明るいけど、歌詞は少し不思議な感じです。
クセになる曲で、なんども繰り返し聴き続けていました。
この曲もたくさんのファンが意味を考察している名曲なので、気になる方は調べてみてはいかかでしょうか。
浴室
アルバム「勝訴ストリップ」から。
スコア集に載っていたインタビューによると、アルバムの中で椎名林檎さん自身も一番好きな曲かも、とおっしゃっていました。
メロのテンポがよくて、サビで一気に視界が開けるような感じが好きです。
歌詞は少し狂気混じりで意味深な感じですが、この雰囲気が林檎さまだー!って感じでお気に入り。
シドと白昼夢
「真夜中は純潔」のカップリングで、無罪モラトリアムにも収録されています。
電子音のポップなメロディがキレイ。言葉を一音一音ハッキリと歌っている感じで、情景が頭に流れ込んでくるような感覚が好きです。
シド&ナンシーがモチーフになっている感じですが、
深く意味とか考えずに自宅でぼんやりしながら聴いています。
おだいじに
アルバム「加爾基 精液 栗ノ花」に収録されています。
この曲も優しい声で癒されます…わたしは子守唄的な感覚で聴きます。
「大人だから小さく唄ふ位 笑ふ位許してね」という歌詞で、自分自身が子供の面をだすことを林檎さまがいいよと認めてくれるような感覚になります。
10曲選んでみて
自分の語彙力のなさ…絶望。好きなものを説明する時に「…好き」としか言えなくなるのは何故なんだぁ…。
また、改めてアルバムを聴き直してみて、好きな曲ばかりで…
10曲絞るのはなかなかの試練でした。
「自由へ道連れ」「すべりだい」「ストイシズム」とかも入れたかったなー。
やっぱり思ったのは、初期の林檎さまが特に好きだということ。
今回の10曲もほとんど初期の楽曲ですね。
アルバム「無罪モラトリアム」、「勝訴ストリップ」は本当によく聴きましたし、いまでも一番好きなアルバムはどれかと問われたらこの2枚で悩むのだと確信しています。
この2枚は、今でもまったく色褪せない。
今リリースされても、古臭いとはまったく感じないと思います。
初期は少し尖っていて、狂気を感じる曲もあれば、急に優しい歌もあって。
とにかく、飽きる要素がないのです。最初から完成されていた。
わたしはこれからも好きでい続けるでしょう。
シングル曲はなんとなく聴いたことがある、という方。アルバムやカップリング曲にはたくさん名曲がありますので、ぜひ試聴して林檎さまの新たな一面を発見してください☆