ピザとおじいちゃんの思い出
meikoです。
今日は少し、思い出話をします。
子供の頃、わたしの実家はピザの宅配エリアからギリギリ外れていた為、おじいちゃんとおばあちゃんの家に行った時に頼んで、みんなで食べるものでした。
その時、近隣の宅配ピザのお店は一店舗のみ。
当時おじいちゃんもおばあちゃんも50代。(40代で初孫だったんですね〜)
そしておじいちゃんはコカコーラが大好きすぎて都会に憧れを持ち、上京したこともある新しい物好きなイメージでした。
おばあちゃんは胃もたれするから、と控えめでしたがおじいちゃんはピザが大好きでした。
好きだったメニュー
20年ぐらい前のメニュー見れないのかなぁ。
記憶を頼りに書いてみますね。
おじいちゃんはもちピザが大好きだった。
角切りのおもちと刻み海苔が乗っていた記憶。
検索して出てくる「もち明太ピザ」じゃなくて、もちピザだったような気がします。
わたしとお母さんと妹が好きだったのはマヨネーズのピザ。
ブロッコリーとかいろいろ乗ってて、エビアレルギーのお父さんからいつもエビをもらうのが楽しみだったな。
お父さんはチーズ大好き人間なので、なんでもいいよ〜っていうタイプ。
一度お父さんの希望でゴルゴンゾーラピザを頼んだら、においが衝撃すぎて大変だったのがとても懐かしいです。
ピザの耳
わたしはピザの耳が好きで、あとで食べるためによく耳だけ残して集めていました。
たまに妹に横取りされて喧嘩したの懐かしいな。
逆もまた然り、わたしも妹のストックしているピザ耳を横取りして喧嘩になっていました。
くだらないけど、それだけピザの耳が好きだったのですね。
もちもちしたピザの耳は、今も好きです。
クリスピー生地もいいですが、やっぱりもっちりした耳を楽しみたいなって思います。
とにかく、我が家ではいつもMサイズを味違いで2枚頼んでいて、家族4人とおじいちゃんとおばあちゃんと食べる日が楽しかった。
おじいちゃんのこと
おじいちゃんは、9年前に63歳で亡くなりました。
今でも悔やむのは、わたしが家出した後にガンが見つかって、闘病生活の間も心配をかけ続けていたこと。
そして少し家族と連絡を取り始めた頃、危篤の知らせを受け、急いで駆けつけようとしたのですが、距離が遠かったせいで目的地まで辿り着けず、数駅前でおじいちゃんは息を引き取りました。
おじいちゃんのガンは胃ガンでした。
食べることが大好きだったおじいちゃん。
わたしはピザを見ると、おじいちゃんの思い出で胸がいっぱいになります。
ピザ以外にも、お寿司やチャーハン、ラーメンなどなど。
今も好きな食べ物は、小さい頃よくおじいちゃんが食べに連れて行ってくれたものばかりです。
おじいちゃんが元気なうちに、おじいちゃんの大好きな食べ物を一緒にいっぱい食べたかった。いろんな話をしたかった。もっと会いたかった。
おじいちゃん孝行できなかった孫で本当にごめんね。
わたし、初孫だったのにね。
大人になってから思うの、本当に心配ばかりかけた出来の悪い孫だったなって。
前ね、いわゆる「視える」方に、わたしの事はおじいちゃんが見守ってくれていると言われたことがある。
ほんとかな?本当だといいな。
おじいちゃんにもう恥ずかしくない毎日を過ごしたいな。
昔はいろいろあったから、お空に行ってもまだ心配かけてたと思う。
もう、大丈夫だと思うよ。
恥ずかしくない人生を送る努力をするね。
今では、地元にも数件宅配ピザのお店もでき、選択肢が広がったそうです。
年末年始は家族でピザを頼む日があるかもしれないなぁ。
そしたらおじいちゃんのお仏壇にも分けてあげなきゃね。
わたしはまた、おじいちゃんとピザが食べたい。